年初1週間の上昇率 生保、金利上昇を好感
日本株番付
2021年は、政府が緊急事態宣言を再発令するなど年明けから国内外で大きな相場材料が相次いでいる。そこで、どんな銘柄が値上がりしているのか、時価総額5000億円以上を対象に調べた。上位には、業績が好調な半導体関連や、金利上昇が追い風になる生命保険会社が目立っている。

上昇率首位は半導体検査装置のレーザーテックで株価は昨年末比19%高。次世代通信規格「5G」の普及などで半導体は需要拡大が見込まれ市場の期待が高い。ルネサスエレクトロニクスも上位だ。半導体不足による自動車各社の減産が報じられたことも材料視されている。
このほか値上がりが目立ったのが生命保険会社。第一生命ホールディングスとT&Dホールディングスはともに14%高となった。6日に米ジョージア州の連邦議会上院選決選投票で民主党の勝利が伝わると、バイデン次期政権による経済対策への思惑から米長期金利が約10カ月ぶりに1%を超えた。金利上昇による運用収益の改善に期待する投資家の買いが集まった。
