忠犬タマ公に恩返し 2度の雪崩から飼い主救う
委員会立ち上げ紙芝居制作、出前授業も 伊藤和幸
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忠犬といえばハチ公が有名だが、新潟には飼い主の命を2度も助けた「タマ公」という犬がいた。小柄な雌の越後柴犬のタマは、雪崩に巻き込まれた飼い主の刈田吉太郎を必死に助けた。吉太郎のひ孫にあたる私は、この物語を後世に残したいと「忠犬タマ公委員会」を立ち上げた。
タマは1920年代の終わりごろ、現在の新潟県五泉市村松地区で生まれた。猟師である吉太郎に引き取られてからは、どこへ出かけるときも一緒で、深い絆で...
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