豊かさ得る好機と捉えよ 温暖化ガス実質ゼロの論点
武内和彦 地球環境戦略研究機関理事長
[有料会員限定]
ポイント
○社会全体をどう変えるかという視点持て
○脱炭素社会へ短中期的な移行措置も考慮
○世界全体の目標達成に途上国支援不可欠
○社会全体をどう変えるかという視点持て
○脱炭素社会へ短中期的な移行措置も考慮
○世界全体の目標達成に途上国支援不可欠
菅義偉首相が所信表明演説において、2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロ、すなわち脱炭素社会の実現を目指すと宣言した。脱炭素化への方向性と時間軸を明確に示すことは、国や自治体の政策のみならず、企業や投資家が長期的視点に立って経営・投資判断を行う支えとなる。今回、首相自らが表...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り2569文字