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伊集院静「ミチクサ先生」(173)

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五高教師、夏目金之助の合羽町の屋敷の賃料は熊本の街で評判になった。

「偉か先生言うことばい」

金之助は、偉くなったなどとは少しも思わなかった。むしろその逆で、子規に送った手紙の中で、自嘲気味に"名月や十三円の家に住む"と俳句を詠んでいる。

学生たちには、夏目先生、先生と慕う者が増えて行った。金之助もまた懸命に学ぼうとする学生にきちんと英語を習得させたかった。

学生の多くは上京して、帝国大学へ進学する...

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