/

この記事は会員限定です

日没 桐野夏生著

「表現の自由」の近未来を問う

[有料会員限定]

思想犯として豊多摩刑務所に収監された戦前の経験をもつ埴谷雄高は、独房の天井ちかくにある鉄格子窓から覗(のぞ)いた青い空を、戦後になって「閉ざされたなかの自由」と回想した。この表現がずっと気になっている。

拘束され何もかもままならぬ不自由な生活、それゆえ逆説的に浮かびあがる「自由」の可能性の輪郭。そんな意味を埴谷があの言葉に込めていたとするなら、本作の主人公・マッツ夢井にはその種の「自由」さえ与えら...

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り730文字

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン