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柳宗悦が見た美(5) 「焼締黒流茶壺」

日本民藝館学芸員 白土慎太郎

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1925年(大正14年)8月、北陸での木喰(もくじき)仏調査の帰路、柳は滋賀・近江八幡の古道具店に立ち寄った。そこで購入したのがこの茶壺(つぼ)である。夕暮れの薄暗い店内で、奥の棚の上方に「僅か一寸ほどの幅」で壺の胴が目に映った。ごった返した棚の隙間から、この壺の見処(みどころ)である、見事な黒い流釉(ながしゆう)が顔を覗(のぞ)かせていたのだろう。

近代化が進めば、古びた手仕事の雑器は打ち捨てら...

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