マンスキー データ分析と意思決定理論 チャールズ・マンスキー著
政策効果予測に新手法提示
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昨今、エビデンス(証拠)に基づく政策立案(EBPM)の重要性が高まっている。しかし予測や測定結果はまちまちで結論の信頼性が得られないものも多い。背景には研究者が正当化できないほど強い仮定を使って研究結果を導出しているという問題がある。疑わしい慣行に注意を喚起し、正当化できない仮定を前提とせず、より信頼できる結論を導く方法を提唱しているのが本書である。
本書の主眼は、原因が結果に与える効果は観察され...
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