ロシア「銀の時代」(8) ナジェージダ・ウダリツォーワ「青い水差し」
東京外国語大学教授 沼野恭子

美の十選
2020/10/27付
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日本経済新聞 朝刊
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ロシアの画家ウダリツォーワ(1886~1961年)は12年にパリに留学し、キュビズムの洗礼を受けた。時あたかもピカソとブラックによるキュビズムがアンデパンダン展で一大センセーションを巻き起こした直後である。帰国後、ペトログラードで開かれた歴史的な「最後の未来派絵画0.10展」(15~16年)にウダリツォーワはマレーヴィチ、タトリンらとともに参加。そのとき出品したのがこの作品である。

水差しのフォ…

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