ロシア「銀の時代」(4) ニコ・ピロスマニ「家族の集まり」
東京外国語大学教授 沼野恭子

美の十選
2020/10/21付
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日本経済新聞 朝刊
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その他

1912年、ロシアの前衛詩人イリヤ・ズダネヴィチが仲間とグルジア(ジョージア)の首都チフリス(現在のトビリシ)を訪れたときにピロスマニ(1862~1918年)を「発見」したというのが、ロシア美術史の伝説となっている。事実、当時のピロスマニは後世に名を残すような画家だとは思われておらず、絵の具を買う金もなく、家庭も持たず、居酒屋の看板を描いては食べ物や酒をもらって放浪していたという。

ピロスマニが…

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