ロシア「銀の時代」(3) アリスタルフ・レントゥーロフ「聖ワシーリイ大聖堂」
東京外国語大学教授 沼野恭子

美の十選
2020/10/20付
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日本経済新聞 朝刊
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16世紀半ばにモスクワの「赤の広場」に建立されたロシア正教の大聖堂は、大小さまざまな色模様の玉ネギ型クーポラを持つユニークな建築だ。ロシアの画家レントゥーロフ(1882~1943年)はその姿をいろいろな角度から捉えキャンバスに構成し、キュビズム風の作品に仕上げた。

ここには、色彩とフォルムの妙が醸しだす華やかさ、実物の持つ厳(いか)めしさとは対照的な軽やかな躍動感、人を幻想のかなたへと誘う得も言…

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