親子で楽しむ科学体験の園 あすたむらんど(徳島県板野町)
おもてなし 魅せどころ

日経MJ
徳島
2020/9/21付
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NIKKEI MJ

徳島県と香川県にまたがる阿讃山脈の麓に、24万平方メートルの広大な公園「徳島県立あすたむらんど」がある。子ども向け体験型の科学教育を目指した「子ども科学館」を核施設に、様々な屋外型アトラクションもそろえる。大人も楽しめるイベントも定期的に開催され、ファミリー層を中心に年間約40万人が来場する。

あすたむらんどでは大型遊具コーナーが子どもの人気を集める

あすたむらんどでは大型遊具コーナーが子どもの人気を集める

子ども科学館の見どころは「宇宙と地球」「生命と環境」「科学技術と人間」の3つのテーマで構成する常設展示コーナー。「宇宙と地球」コーナーでは様々な自然現象を体感できる展示が並ぶ。宇宙線などの自然放射線を観察できる装置や、月面を散歩する感覚が楽しめる「ムーンウオーカー」、重力や遠心力、磁力の原理や仕組みを実際の体験を通じて学べる装置などが小中学生らの好奇心を刺激している。

大気中で発生する様々な放電現象を解説する「カミナリシアター」の実演では、大音響とともに100万ボルトの放電で木片が破壊される様子が間近で体感できる(1日に約3回の実演、15分間)。炎のような美しい放電現象や迫力ある雷を、子どもたちは一様に食い入るように見つめるという。

「生命と環境」コーナーでは水と命との関わりや、人体の内部構造を観察できる展示が人気だ。「科学技術と人間」コーナーでは宇宙旅行の疑似体験できる「アルファ21」や、最先端の技術を紹介するショーも開催される。科学館に併設されたプラネタリウム(一般510円、小中学生200円)では、世界最大級の明るさの投映機で約4万の星を映し出す。

自然豊かな公園の中に徳島を流れる吉野川の風景を再現し、4人乗りの小舟に乗って楽しむ「吉野川めぐり」(片道一般310円、小中学生100円)も年間18万人が利用する目玉のアトラクションだ。途中に鳴門の渦潮を模した場所を通過したり、急流下りを楽しんだりでき、ちょっとしたスリルを味わえる。大型遊具をそろえた冒険の国ゾーンを目当てに来場するファミリーも多い。

季節ごとのイベントは大人も楽しめる。今年は10月の週末祝日にハロウィーンパーティーと題して、来場者が仮装して集まるイベントを開催。期間中はスタッフに声をかけるとお菓子をもらえるほか、園内に隠された宝箱を探す催しもある。10月25日と31日には地元高校生が仮装して演奏するマーチングパフォーマンスを予定している。

クリスマスシーズンは閉園時間を延ばして、約30万個の発光ダイオード(LED)で園内を幻想的に飾る夜間イルミネーションを実施する。「全ての施設を回ると1日はたっぷり遊べる」(管理・運営するネオビエントの南栄治常務)と話す。

(徳島支局長 長谷川岳志)

[日経MJ 観光・インバウンド面 2020年9月21日付]

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