アウトサイダー見参(5) 小泉明郎「祭壇画 #3」
美術評論家 勅使河原純

美の十選
2020/9/22付
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日本経済新聞 朝刊
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何事に拠らず、似て非なるものはある。例えば美術と映像。あるいは国家と個人。どちらが主で、どちらが従だかは知らないが、片方だけではどことなくしっくりとこないのだ。小泉明郎もそんな、理屈ではなかなか説明できない齟齬(そご)を長く引きずってきた一人だったのだろう。結局彼は、国際基督教大学を卒業した後ロンドンに渡り、チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで映像を学ぶことになる。声にならない…

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