春秋

2020/9/11付
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他

「椎葉の家の建て方はすこぶる面白い。山腹を切り平らげた屋敷は、奥行きを十分に取られぬから、家が極めて横に長い」。柳田国男が秘境・宮崎県椎葉村を訪ねたのは明治41年(1908年)。当地の民俗を記録した「後狩(のちのかり)詞記(ことばのき)」に民家の建築様式を書きとめている。

▼3年前の秋、椎葉村を訪ねた。驚いたのは、山深い斜面に立つ住宅の多くが、100年前の風情をとどめていることだ。柳田は「自動車・…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

関連キーワード

電子版トップ



[PR]