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ラグビー松島、仏デビューへ順調

得意のステップに信頼、日本人苦戦の「壁」突破挑む

ラグビーのフランス1部リーグ、クレルモンに移籍した日本代表のFB松島幸太朗が6日の開幕戦に向けて順調に調整している。チームに合流したのは7月だが、8月22日の初の強化試合でも安定感のあるプレーを披露。逸材ひしめく同リーグで成功した初の日本人になれるか。

ボルドーとのオープン戦でボールを持って攻めるクレルモンの松島=共同

小刻みなステップで相手を惑わせたかと思えば正面から突っ込む。松島は昨季のリーグ1位、ボルドーとの強化試合に先発。強気にランで仕掛けた。その回数は出場した40分間で6度。昨年のワールドカップ(W杯)の時とほぼ同じ頻度だった。新戦力の"初陣"としてはかなり多い。

本人の積極性に加え、周囲からもよくボールが集まった。特に、フランス代表の司令塔、SOカミーユ・ロペスはFWに突っ込ませてもいい場面でも新顔へのパスを選択。事前に攻撃の手順を準備しておけるラインアウトからの1次攻撃でも、松島で勝負するサインプレーがあった。短い時間で一定の信頼を得ていることが分かる。

W杯で8強に進んだ日本のエース格という威光はあるだろう。ただ、本人は「練習からしっかりアピールできていると思う」と日々の鍛錬に胸を張っていた。課題になり得た意思疎通も、得意の英語で切り抜けているそう。現地で筋トレに励み、体重も5キロ増。パワフルな選手が多いこのリーグでは生きるだろう。

本職のFBに入っていることもスムーズなデビューを後押ししそうだ。能力の高さから日本では他のポジションを任されることも多かった。代表でも出場したW杯の計9試合は全てWTBでの先発だった。

渡仏前、「パスを極めたいと思っている」と話していた。現在のラグビーでは、FBは司令塔の位置に立つ場面が多い。パスの回数もおのずと増える。球さばきの技術を磨いて選択肢を増やせば、相手を迷わせることができる。「フェラーリ」と称されたスピードや、得意のステップの威力もさらに増すはずだ。

仏リーグには2015年W杯で活躍したFB五郎丸歩(ヤマハ発動機)らも挑戦したが、主力にはなれなかった。「新たな成長をしたい」と難所に飛び込んだ俊才が、その壁を越えられるか。(谷口誠)

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