未来先取りの改革、今度こそ アフターコロナを探る
星岳雄 東京大学教授
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ポイント
○従来はいままでの日常を守る政策が主体
○雇用維持のため企業守る政策は弊害多い
○労働者保護と企業の新陳代謝の両立図れ
○従来はいままでの日常を守る政策が主体
○雇用維持のため企業守る政策は弊害多い
○労働者保護と企業の新陳代謝の両立図れ
7月17日、2020年の骨太方針が閣議決定された。「世界が今、大きな変化に直面する中で、我が国は新たな時代を見据え未来を先取りする社会変革に取り組まねばならない」と指摘し、「『新たな日常』を通じた『質』の高い経済社会の実現を目指す」としている。
「大きな変化に直面」しているの...

マクロ経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。