アコーディオン弾きの息子 ベルナルド・アチャガ著 バスク語作家が物語る人生

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2020/8/1付
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日本経済新聞 朝刊
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ゆっくりと穏やかな筆致で綴(つづ)られた、あるバスク人の人生。作家自身の人生に取材した物語の細部が、この作品に至るまでに何度も咀嚼(そしゃく)され、語り口を工夫されてきたからだろうか、激しい対立や暴力も含む長い物語なのに、するする読み進めてしまう。

スペイン内戦以来の戦争の傷を抱え、激化する民族運動に揺れるバスク地方の、ゲルニカに近い町に生まれた「アコーディオン弾きの息子」ダビは、のちにアメリカ…

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