ふだん着の寺田寅彦 池内了著 大先輩への愛情がぎっしり

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2020/7/25付
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日本経済新聞 朝刊
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「天災は忘れた頃にやってくる」は予言を超え、進行中の現実を指す恐ろしい言葉となった。東日本大震災10年目の今、そう実感する。こんな重い言葉を残したのは自他ともに厳格な人に違いないと思い込んでいたが、実は喜怒哀楽豊かな人間味あふれていた。そう知って、小躍りしたというのが、本書読後の感想である。

ページをめくると、さっそく、生身の寅彦の姿に出会える。自身の日記や書簡、子供や弟子たちの手記、身の回りの…

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