春秋

春秋
2020/7/12付
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日本経済新聞 朝刊
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精神分析学の創始者、オーストリアのフロイトは第1次大戦のさなか、自国とドイツの兵士が数多くかかった心の病の解明に当たっている。いわゆる戦争神経症だ。戦場での恐ろしい体験がトラウマとなって、急に気を失ったり、もうろうとしたり、泣き出したりする。

▼当時の医学界はこれを仮病と見立て、荒療治をほどこし、再び兵を前線へ送り出した。しかし、フロイトは軍の委員会で喝破する。「目の前の恐怖から逃げたいという欲求…

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