ラマレラ 最後のクジラの民 ダグ・ボック・クラーク著 狩猟採集社会の変貌を活写

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2020/7/11付
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日本経済新聞 朝刊
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「船首がぶつかりそうだ。ずっとそのまま動かないかのようだったオンドゥが、突風のごとき勢いで、銛(もり)打ち台から跳んだ……」

冒頭から『白鯨』を彷彿(ほうふつ)させるような場面が展開する。スリリングで迫真のルポには圧倒されるが、本書は単なる冒険譚(たん)ではない。

インドネシアの多島海にラマレラという「世界の混乱から隔絶されていた」ような小さな村がある。ここでは狩猟採集民が、世界から取り残された…

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