半導体ファンドとは 中国、ハイテク産業育成
きょうのことば

2020/7/7付
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半導体ファンド 中国は中央、地方政府で複数の半導体向けファンドを運営する。規模が最も大きい「国家集成電路産業投資基金」は2014年秋の設立で、第1期の投資額は1400億元(2兆1千億円)にのぼる。15年に習近平(シー・ジンピン)指導部が発表したハイテク産業育成策「中国製造2025」の露払いとしての役割を担った。

同基金は規模の大きさから「大基金」と呼ばれ、設立後は積極的な投資を繰り返してきた。NAND型フラッシュメモリーを手掛ける長江存儲科技(長江メモリー・テクノロジーズ)には16年の発足時から100億元規模で出資する。ほかにも素材から設計、製造、設備まで幅広く資金を投じて国産化を支援してきた。地方政府系をはじめ他の政府系ファンドと共同で投資する事例も目立つ。

半導体を巡る米中の摩擦が激化するなか、習指導部はファンドの大型化に乗り出している。第1期は19年までに投資を終えたとされ、続く第2期の資金規模は2千億元にのぼる。投資先も米国が圧力を加える半導体製造装置のほか、中芯国際集成電路製造(SMIC)に代表される生産会社に重点が置かれるとの見方が多い。

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