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杉本博司(1)記憶の始まり

幼少期から続く夢見心地 初めて海を見て「私がいる」

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「永いあいだ、私は自分が生(うま)れたときの光景を見たことがあると言い張っていた」

これは三島由紀夫の小説「仮面の告白」の冒頭部分である。学生時代、はじめてこの小説を読み始めた時、私の心の深いどこかで、小さく血がさわぐような、さざなみの響きのようなものが聞こえてきた。もちろん私には自分の出生の記憶などはない。しかし、こうして引きも切らず、脈を打ちながら流れ続ける私の血の中に、私がこの世に生まれてく...

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杉本博司

大判カメラで撮影したモノクロ写真で知られる杉本博司さんは、国際的に高く評価されている現代美術作家です。大学卒業後にニューヨークで革新的な芸術の息吹に触れるや、抜群の度胸と才能でアートシーンの寵児(ちょうじ)となりました。大胆な行動力と芸術に対する深い愛で切り開いていった人生をたどります。

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