ウイルス検査とは コロナではPCRが一般的 - 日本経済新聞
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ウイルス検査とは コロナではPCRが一般的

きょうのことば

▼ウイルス検査 現在の感染の有無を調べる検査と、過去の感染の有無を調べる検査の2つに大別できる。前者の代表的なものがPCR検査と抗原検査、後者の代表的なものが抗体検査だ。

新型コロナウイルスの検査ではPCR検査が最も使われている。患者の検体内にウイルスのRNA(リボ核酸)がないか調べる遺伝子検査だ。多くの企業が検査試薬を発売している。綿棒で患者の鼻の奥から粘液を採取する方法が主流だが、発症後9日以内なら唾液でも検査可能としている。最近は陰性確認目的の自由診療として実施する中小の民間診療所も出始めている。一方、抗原検査はウイルスの外殻のタンパク質から調べる。当初は陰性の場合は改めてPCR検査での確認が必要だったが、発症2~9日目なら不要となるなど使用の幅が広がりつつある。

抗体検査は血液内にウイルスへの抗体ができているか調べる。抗体は感染から一定期間が経過しないとできないため過去の感染歴の調査に適している。企業や地域など一定の集団の感染状況を調べるのに使われ始めている。厚生労働省が6月上旬に東京、大阪、宮城の3都府県で実施した検査では抗体保有率は0.03~0.17%だった。現時点では抗体がどれだけの期間持続するかや、抗体保有者に再感染リスクがないかは分からないという。

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