女性写真家の開拓精神(6) 常盤とよ子「風呂帰り、伊勢佐木町裏」
批評家 竹内万里子

美の十選
2020/6/10付
情報元
日本経済新聞 朝刊
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洗面器を抱えた女性が狭い路地裏を歩いてくる。明るい時間に風呂帰りのようだ。その手前では道を塞ぐように子供たちが戯れている。のんびりとした雰囲気もある一方、生活の厳しさも垣間見える。

この写真を撮ったのは常盤とよ子(1930年横浜生まれ、2019年没)。アナウンサーを経て写真家として活動を開始した。1954年に横浜市南区の赤線地帯で働く女性たちを撮り始め、その成果を写真と文章でまとめ「危険な毒花」…

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