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岸惠子(25)細雪

豪華スター競演で仲介役 ミスキャスト・序列…「最高」と監督

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1982年夏の盛り、市川崑監督から電話があった。

「惠子ちゃん、帰って来てや」。いつものことだった。初対面は京都にいた私を前触れもなく訪れて「おとうと」の脚本を渡された。以来、市川監督は事務所も通さず、パリの私に直接電話をかけるのが習わしになっていた。

「悪魔の手毬唄(てまりうた)」の時の会話はこんなふうだった。

「今度は殺人鬼や」

「え、人殺し?」

「それも5人や」

殺人鬼でも、強盗でも、恩人...

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岸惠子

女優の岸惠子さんは横浜市で生まれ育ち、戦時中には空襲に遭い九死に一生を得ました。高校時代、同級生と一緒に見学に行った松竹大船撮影所でスカウトされてデビュー。佐田啓二さんと共演した映画「君の名は」で一躍国民的スターとなります。フランス人映画監督イヴ・シァンピさんと結婚して渡仏してからも離婚や辺境への旅など波瀾万丈の人生が続きます。

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