よそ者たちの愛 テレツィア・モーラ著 繊細で普遍的な欠落を素描

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2020/5/23付
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日本経済新聞 朝刊
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19歳でハンガリーからドイツに移住し、いまやドイツ語圏を代表する作家の一人となったテレツィア・モーラ。今回翻訳出版されたのは、都市に住む「よそ者」たちを素描した短編集だ。繊細でシニカルで普遍的。10の短編に登場する一人一人の主人公が、これまでに出会った人々と、ふと重なる。「そういえば…」「あの人は…」と、ふしぎな既視感に駆られた。

登場人物は、独身者が多い。離婚してシングル。恋人に去られてシング…

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