経済でみる名画(8) モネ「ラ・グルヌイェール」
公認会計士・作家 田中靖浩

美の十選
2020/5/15付
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日本経済新聞 朝刊
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陽をあびてきらめく水面。そこにこだまする人々の嬌声(きょうせい)。

ここはパリ郊外ラ・グルヌイェール。蒸気機関車の登場によって市民たちが行楽地に出かけるようになったのは19世紀後半のこと。クロード・モネはそんな新しく幸せな光景を新たな筆致で描いた。

彼は絵の具を混ぜない筆触分割の手法によって水面に輝く光を見事に描ききった。しかしこの絵はフランスにとって不幸への転換点になった。行楽地の人々とモネの…

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