巣ごもり、全力で充実!! ツール駆使、映えて楽しく
ミレニアルスタイル

2020/4/17付
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NIKKEI MJ

例年なら真新しいスーツ姿の若者を大勢みかける4月だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大で全く様子が違う。

離れていてもチャットアプリで楽しむ

離れていてもチャットアプリで楽しむ

1997年生まれの新社会人女性は4月1日の初仕事から自宅でのリモートワーク。郵送で届いた自分の名刺をインスタグラムのストーリーに「一応新社会人デビュー」とアップしていた。

入社式の中止や入社後いきなりリモートワークなど、社会人デビューの実感を味わう事なく社会に出たミレニアルズたちは多い。彼らはこれからの時代の新種ワーカーだろう。今後も注視していきたい。

さて自粛要請後ミレニアルズは自宅でどうすごしているのか。

スマホを見る時間が増え、SNSでのやり取りはますます盛んになった。例えば「キャロットチャレンジ」。インスタのストーリーでニンジンを描き、次に描いてほしい人をタグ付け、お絵描きバトンを回していくもの。「それぞれの画力や個性がイラストに表れて面白い」(29歳女性)と一気に盛り上がり、お題はニンジンだけでなく、ドラえもんや「絵しりとり」など様々派生した。

ところがあっという間に広まった分、飽きるのも早く、1週間程度で既に下火になった。今はママ友の間で「新生児バトン」が広まり、明るい気持ちをシェアしている。

交流といえば"自粛飲み"、トレンドは「リモート飲み会」だ。ZoomやLINEなど、ビデオ電話ができるツールを使って各自の家で飲みながらつながる。実際に会わない飲み会なんてと思いきや、逆にこの距離感が心地よいという。

普段会えない遠方の子とも飲める、つないでおけば自然と会話が聞こえ会話に混ざらず他の作業もできる。離れたい時は「一瞬出るね」と退出。帰り時間の心配もなく眠くなればすぐ寝られる。そんな気楽さ・ゆるさが、「とても快適です!」という。

デジタルお見合いする人も。27歳女性は「紹介したい人がいるから3人で飲もう、から始まるリモート飲みで十分出会いは創出できる」という。

このようにミレニアルズは、リアル飲み会から「リモート飲み会」、ジムから「リモトレ(ビデオ電話で友達とつながり自宅でトレーニング)」や、「ニンテンドースイッチのリングフィットアドベンチャーやフィットボクシング」に移行している。

手作りギョーザをつくってみた

手作りギョーザをつくってみた

さらに外食をやめウーバーイーツ、服は「メルカリや通販」、さらに服を着て外出できなければゲーム「あつまれ どうぶつの森」の「アバターでファッションを楽しむ」、など、デジタル機器やバーチャルツールによってリアルの代替をどんどん繰り出し柔軟に対応している。

インドアでの活動がますますデジタル依存に拍車をかけていることは間違いないが、一方で、リアルの良さを感じたという声も聞かれたので最後にご紹介。

インスタにアップされている料理は、今やおしゃれなカフェの写真ではなく、手作り料理に変わっている。ギョーザを皮から手作り、煮物やハンバーグ、作り置き料理に精を出したり。育て始めたハーブの写真をアップしている人もいる。

自粛期間が延びれば、状況はまたどんどん変化していくだろうが、ミレニアルズたちがどのように反応・対応していくのか、引き続き注目していきたい。

(ブームプランニング代表 中村泰子)

[日経MJ2020年4月17日付]

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