裁判官も人である 岩瀬達哉著 権力と真相の間 もがく司法

2020/4/4付
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日本経済新聞 朝刊
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ある有識者会議で元裁判官と同席したことがある。その印象は「白黒つける人」だった。普通の人であれば逡巡(しゅんじゅん)するような場面でも毅然として結論を出す。裁判官という職が育んだ気風なのだろうと思った。憲法で「良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」と定められている裁判官には、俗情に流されずに重大な判断を下す、孤高にして潔癖なイメージがある。

本書はそんなイメージを覆…

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