手で触れて「見る」博物館 視覚障害者のために
剥製や模型、「触察」で学ぶ施設を継承 川又若菜

岩手
2020/3/20付
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日本経済新聞 朝刊
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「百聞は一触(いっしょく)にしかず」。これは「視覚障がい者のための手でみる博物館」初代館長、桜井政太郎氏が残した言葉だ。私は2011年に館長を引き継いだ。

岩手県盛岡市にある我が家の2階全部が博物館だ。展示資料は約3千点。クジラや牛の骨、サメや白鳥の剥製から興福寺五重塔の75分の1の模型まで多岐にわたり、全てさわれる。触れて考察する「触察」こそが、手で見るということなのだ。

視覚障害者の桜井が1…

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