「大東亜」を建設する アーロン・S・モーア著 技術を軸に帝国日本を考察

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2020/3/7付
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日本経済新聞 朝刊
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なんとも興味深い「東亜新秩序」論である。著者は戦時体制下の「技術的想像力」を視点に、日本帝国の東アジア政策を考察する。ここでの「技術」とは単なるインフラではなく、東アジアの治安と繁栄をもたらす「包括的な社会的な管理および計画」を意味している。人びとの主体性や倫理にかかわり、技術官僚を統合し、植民地政策を先導する「総合技術」であり、あらたな形態の権力として、総合的な社会管理を図るものである。本書は…

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