大坪清(5)商社志望
初の面接 津田社長自ら 夜行列車で移動中 「採用」電報
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海外で仕事をしてみたいと漠然と思い始めたのは大学に入って2~3年たった頃。当時、若者の憧れの場所といえば米国のサンフランシスコとシアトル、それに豪州のシドニーの「3S」。自分もいつかそんなところで働ければいいなと考えていて、それが総合商社を就職先として志望した動機の一つだった。
ただ、決定的要因となると、これもバレーボールが関係する。大学3年生の頃、神戸大バレーボール部の6期上で住友商事に入社した...
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段ボール国内最大手、レンゴー会長兼社長の大坪清さんは住友商事入社2カ月余りで製紙会社に出向となります。早くから年長の経営者と渡り合い、住商では紙パルプ部門の大黒柱に。請われて社長に就いたレンゴーを大きく成長させた大坪さんが波乱に富んだ半生を振り返ります。