英国貴族、領地を野生に戻す イザベラ・トゥリー著 生態系の変化、瑞々しく写す

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2020/2/29付
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日本経済新聞 朝刊
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本書はイギリス南部にあるクネップ城に住む準男爵・バレル家が、自分の領地である1400ヘクタールもの農耕地(4キロメートル四方で1600ヘクタールである)の耕作を止(や)め、そこにイギリス本来の自然を取り戻そうとする壮大な試みの過程を綴(つづ)ったノンフィクションである。

農業は自然に寄り添った営みのように思われがちだが、その土地本来の植生に関わらず、人が望む単一の植物を大量に栽培し、他の植物も動…

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