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漁業と国境 濱田武士・佐々木貴文著

膨張し縮小する日本の権益

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著者は本書を、日本の漁業権益が「膨張し、抑制され、抵抗し、縮小するという道筋」をたどる試みと位置付けている。

第一章では明治以降の日本外交史に漁業外交史を重ね、遠洋漁業と日本の領土外交との密接な相互関係を説く。第二~五章では北方水域、日本海、東シナ海、南洋における日本漁業の浮沈の実態を詳解する。

本書のタイトルにあるもう一つのワード「国境」が漁業権益確保の要であることは論を俟(ま)たない。ただし、...

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