ディズニー定額動画配信 ドコモと割引、日本独自番組も
戦略ネットBiz

2020/2/26付
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NIKKEI MJ

ウォルト・ディズニー・ジャパンが昨年3月からNTTドコモと組んで提供している動画配信サービス「ディズニーデラックス」が利用者をじわりと広げている。音楽番組など日本発のオリジナルコンテンツを増やし、ドコモと組んだ販促策も展開。ディズニー作品への人気が根強い日本市場に特化したサービスとしてシェアを高めている。

「ディズニーデラックス」は日本市場に特化した

「ディズニーデラックス」は日本市場に特化した

ディズニーデラックスはディズニーが保有する4ブランドの作品が見放題となるサービスで、月額料金は税別700円。4つのアプリで構成し、メインの「ディズニーシアター」でディズニーやピクサー、スター・ウォーズなどのアニメや実写の映画を中心に配信している。ほかのアプリではキャラクターのスタンプや作品の裏話、マーベルの映画情報などを提供する。

競争が激しくなる動画配信市場で、ディズニーデラックスの強みは定額制の動画配信で唯一ディズニーの映画が視聴できる点だ。利用者は20~30代が中心。女性比率はほかのサービスよりも高く5割を超えるという。担当者は「日本はディズニーファンが非常に多く、利用者数は順調に伸びている」と語る。

まず工夫を凝らしたのが、映画の公開と連動した関連番組の配信だ。2019年12月に公開されたシリーズ最新作の「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」に先駆けて、スター・ウォーズ関連のドキュメンタリー番組を配信した。関連作品を配信しファンを取り込む戦略だ。

サービス開始から約1年が経過し、日本初のオリジナルコンテンツの配信にも力を入れ始めた。1月末に音楽ドキュメンタリー番組「Disney マイ・ミュージック・ストーリー」の配信を開始。有名アーティストが登場し、ディズニー音楽についてのインタビューなどを取り上げる。第1弾は人気女性ユニット「Perfume(パフューム)」がディズニーの曲を披露した。3月6日からは第2弾としてスキマスイッチが登場する予定だ。

NTTドコモと組んだ販促策にも一段と力を入れる。ドコモの携帯電話の新料金プラン「ギガホ」または「ギガライト」とディズニーデラックスを組み合わせ、割引キャンペーンを19年12月に始めた。専用サイトに登録すると、その翌月から12カ月間にわたり税別700円を割り引く。ディズニーデラックスが実質で無料となる形だ。

国内の動画配信サービス市場は拡大が続く。デジタルコンテンツ協会(東京・千代田)によると、18年には前年比19%増の2200億円に達した。米ネットフリックスなどの外資勢に加え、民放各社が手がける動画配信サービスなどが乱立し、国内の動画配信は混戦模様だ。その中でディズニーという人気コンテンツを持つだけに、「ディズニーデラックス」の存在感は一段と高まりそうだ。

(篠原英樹)

[日経MJ2020年2月26日付]

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