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人気のチョコは「健康」「飲む」 アツい!ホットチョコレート

ミレニアルスタイル

NIKKEI MJ

今回はミレニアル世代のチョコレート事情を紹介したい。

ヴィーガン店「ファラフェルブラザーズ」でも期間限定でホットチョコレートを提供

バレンタイン商戦では今年も「サロン・デュ・ショコラ」や「アムール・デュ・ショコラ」など、百貨店やファッションビルで趣向を凝らしたイベントを楽しみ、極上のスイーツショコラに幸せを感じたミレニアルズも大勢いたようだ。

一方、最近は「どんなにかわいくても甘いチョコは罪悪感がある」(26歳女性)、「健康を意識してからチョコはカカオ70%以上にしている」(28歳女性)などチョコに健康を求める人も少なくない。「毎朝、チョコ3欠片とアーモンド6粒、クッキーを数枚食べる」という29歳女性は、「習慣化して便通が良くなった」という。

市場調査会社のインテージによると、「高カカオチョコレート」は2016年以降大きく伸長し、19年には223億円、13年と比べ9倍弱にまで成長している。

背景には、チョコレートの効能がある。近年カカオポリフェノールが美容効果や健康に良いと注目されている。花粉症対策や脳の活性化で眠気防止、便通改善、ストレス低減が期待できるなど、美容健康意識のある人を中心にヘルシー感のある高カカオ人気が広がっている。

カカオ人気から、チョコレートは食べるだけではなく飲んで楽しむ人も増えそうだ。

ホットペッパーグルメ外食総研が19年6月に実施した「"次期タピオカミルクティー"になり得る、20代・30代女性が飲んでみたい新ドリンク」調査では、カカオ豆から製造の過程を店が一元管理する「"ビーントゥバー"のチョコレートシェイク」が1位だった。

最近は「ホットチョコレートにハマっている」という人たちがじわり増殖。話を聞いてみると、「食べるより香りが強く感じられ、体が温まってリラックス効果が高い」(27歳女性)、「ハイカカオでも飲みやすい」(34歳女性)、「コーヒーより腹持ちするからエナジードリンク気分で飲んでいる」(30歳男性)。

ホットチョコレートを提供する場所も、以前からあったリンツカフェやゴディバなど高級チョコレート専門店に加え、最近はビーントゥバー店舗はじめ一般のカフェでもチラホラ見かけるようになった。

渋谷パルコにある最近話題のヴィーガン(完全菜食主義者)専門店「ファラフェルブラザーズ」でも、バレンタイン期間限定でヴィーガンホットチョコレートを提供していた。

ヴィーガンチョコレートにアーモンドミルクやデーツ、スパイスなどブレンドしたオリジナルで実際に飲んだ20代~30代女性からは「香りが良く飲んだら体がポカポカした」「体によさそうなクセになる味」「ホットチョコのイメージが変わった」などの声を聞いた。

ホットチョコレートは、使うカカオ(チョコレート)の種類に加え、ブレンドする材料や分量で味が無限に広がり店舗ごとにオリジナルの味が出せる。本格志向、美容健康重視のミレニアルズをけん引役として、ホットチョコレートはデザートドリンクの枠を超えて浸透していく可能性がありそうだ。

(ブームプランニング代表 中村泰子)

[日経MJ2020年2月21日付]

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