移民問題を考える(中) 包摂体制の整備が急務
翁邦雄 法政大学客員教授
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ポイント
○「有期の外国人労働者」も実質的には移民
○現実は大量流入で人口構成が劇的に変化
○包摂体制遅れれば移民の子弟の孤立招く
○「有期の外国人労働者」も実質的には移民
○現実は大量流入で人口構成が劇的に変化
○包摂体制遅れれば移民の子弟の孤立招く
移民問題には総合的な検討が必要だ。3つの視点からこの問題を考えよう。なお、本稿では後述の理由で移民と「有期の出稼ぎ外国人労働者」を区別しない。
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経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。
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