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伊集院静「ミチクサ先生」(153)

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愚陀仏(ぐだぶつ)庵での子規との日々も、四十日が過ぎた頃、子規が東京に行くと言い出した。

母の八重も周囲も子規の上京に反対だった。

「もう少し療養をしなっさい。やっと元気になったのやし、お願いぞなもし」

八重は、金之助にも子規を松山で暮らすように言ってやって欲しいと頼んだ。

金之助も同じ意見だった。

「正岡君、もう少しここで静養した方がよかろう」

「いいんや。あしは東京でせねばならんことがあるぞな。それ...

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