なにわの街角(8) 島野三秋「漆螺鈿装飾扉」(部分)
大阪大学教授 橋爪節也

美の十選
2020/2/13付
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日本経済新聞 朝刊
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大丸がアールデコなら、隣のそごう百貨店も負けてはいない。天保元年に創業し、明治期に心斎橋筋に進出する。大正時代のショーウインドー装飾には、色彩の音楽を標榜する「未来派」の青年画家が起用された。「ガラスと大理石の家」を謳(うた)い、昭和10年(1935年)に竣工した村野藤吾設計の新館はモダニズムの傑作である。

濃厚なアールデコの意匠を誇る大丸に対し、そごう心斎橋店の新館はシンプルなデザインと和風の…

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