遠の眠りの 谷崎由依著 戦争の時代に少女が紡ぐ夢

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2020/2/1付
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日本経済新聞 朝刊
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タイトルは宝船とセットでよい初夢を見るためのまじないの歌「長き夜の遠の眠りのみな目覚め波乗り舟の音のよきかな」から。冒頭ちかく、貧しい農家の少女・絵子(えこ)が子守しながら夕霧ただよう小舟の上で口ずさむ。

長く暗い夜の永遠かと思われるほどの深い眠り、その眠りがなぜか破られ、目覚めるのだが、それでも舟に揺られるようにたゆたう夢見の心地よさはなお続いているかのようだ。しかも上から読んでも下から読んで…

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