朝井まかて「秘密の花壇」(24)

朝井まかて「秘密の花壇」
2020/2/1付
情報元
日本経済新聞 夕刊
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その他

〈あらすじ〉 曲亭馬琴は延々と長い『南総里見八犬伝』を描いている。その合間、土をいじりながら思い出すのは、旗本の松平家に仕えていた日々だ。曾祖父の代は要職だったが、主家は逼迫し、先行きは危うい。

一章 神の旅 8

久米之助の許(もと)にもたらされたのは奉公の口ではなく、養子の縁談だった。

奥州棚倉(おうしゅうたなぐら)藩小笠原佐渡守長恭(おがさわらさどのかみながゆき)公の江戸下屋敷留(る)守居役…

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