世界保健機関(WHO)とは 「緊急事態」宣言を判断

2020/1/24付
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▼世界保健機関(WHO) 保健や健康に関する国連の専門機関。1948年に設立され、本部はスイス・ジュネーブにある。51年に加盟した日本を含め、現在194カ国が加盟する。政府や専門家らが国際的な保健問題を研究・調査したり、基準や規範を設定したりする。

感染症の拡大など健康を害する危険性が生じた場合、WHOは専門会合を開き「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言するかどうかを判断する。緊急事態が宣言されると、加盟国は感染者が発生した場合に24時間以内に通告する義務を課せられ、空港・港での検疫強化や渡航制限といった水際対策の強化も求められる。

かつてはコレラとペスト、黄熱を対象としてきた。ただ2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)への対応が遅れたことなどから、WHOは05年に感染症対策の国際ルールの改正を決議。未知の感染症や生物・化学兵器への対策も含め、原因を問わず公衆衛生に危険を及ぼす全事象を対象としている。最近ではコンゴ民主共和国でエボラ出血熱(19年)の感染が拡大した時に緊急事態が宣言された。

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