装いがまとう意(5) 「伝源頼朝像」
綺陽装束研究所主宰 八條忠基

美の十選
2020/1/24付
情報元
日本経済新聞 朝刊
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その他

長い間、鎌倉初期に描かれた「源頼朝像」とされてきた神護寺の画像。最近の研究で、南北朝時代の「足利直義像」ではないかという説が提起され、現在も議論されている。

「足利直義」説にはさまざまな根拠が示されるが、その一つが冠の形状。後ろに垂れる2本の「纓(えい)」は、鎌倉初期まではただ垂れ下がっていた。

やがて冠の後部の纓壺(つぼ)に纓を差し込み、一旦上がって湾曲して下に垂れる形式になったが、これが画像…

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