装いがまとう意(4) 「紫式部日記絵巻 五島本第三段」(部分)
綺陽装束研究所主宰 八條忠基

美の十選
2020/1/23付
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日本経済新聞 朝刊
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平安中期の紫式部が残した日記を絵画化したもので、鎌倉初期に描かれたとされる。時間差は200年以上にも及び、描かれる風俗は紫式部の時代とまったく同じではないであろうが、王朝貴族の華やかな暮らしを偲(しの)ばせてくれる。

この場面は、敦成(あつひら)親王の生後50日の祝宴。酔った公卿たちが女房にたわむれかかっている。左上は、女房の扇を取り上げ、はしたない言葉を連発する右大臣・藤原顕光(あきみつ)。「…

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