AI、人間の敵ではない
鶴光太郎 慶大教授
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ポイント
○AIが雇用を奪うという悲観論がまん延
○ロボットの影響も産業や労働者で異なる
○現実のデータによる実証分析を待つべき
○AIが雇用を奪うという悲観論がまん延
○ロボットの影響も産業や労働者で異なる
○現実のデータによる実証分析を待つべき
2020年代の幕開けに立ち、今後10年間の経済を展望すると、新たな技術の影響は計り知れないほど大きい。英エコノミスト誌(19年12月21日号)が指摘するように、「テクノ・ペシミズム」と呼ばれる悲観論が根強いことも確かだ。その典型が、人工知能(AI)により人間の雇用が奪われてし...

経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。
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