新年の愉しみ十選(10) 喜多川歌麿「春興七福遊 七草」
太田記念美術館主幹学芸員 渡邉晃

美の十選
2020/1/17付
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日本経済新聞 朝刊
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その他

七草とは、五節句のひとつである人日の節句(正月7日)の朝に、七草粥(ななくさがゆ)を食べて祝う行事のことを言う。日本には古くから無病長寿を願って若菜を食べる風習があったが、室町時代以降、七草粥を食べる習慣が生まれたとされる。江戸時代の町家では、人日の節句の前日の夜、薺(なずな)売りから買い求めた薺をまな板にのせ、恵方に向かって「七草なずな唐土の鳥が日本の国に渡らぬ先に云々(うんぬん)」などと繰り…

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