新年の愉しみ十選(7) 歌川国芳「五節句之内 睦月」
太田記念美術館主幹学芸員 渡邉晃

美の十選
2020/1/14付
情報元
日本経済新聞 朝刊
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その他

新春の賑(にぎ)わいを見せる、町中の風景を描く。画面左端に描かれた建物は、その暖簾(のれん)に染め抜かれた「丸に井桁三」の紋から三井越後屋とわかり、前回と同じく駿河町を舞台にした作品である。

目を引くのが、中央に描かれた巨大な凧(たこ)。江戸時代には大人や子供、身分を問わず凧揚げが盛んとなり、角凧、奴凧(やっこだこ)、鳶凧(とんびだこ)、扇凧など、さまざまな種類の凧が売られた。大凧には、達磨(だ…

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