火災保険とは 自然災害多発で保険金支払い急増
きょうのことば

2020/1/10付
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大規模災害で、損保大手の火災保険の収支は赤字が続いている(記録的な大雨で浸水被害を受けた千葉県佐倉市、2019年10月)=共同

大規模災害で、損保大手の火災保険の収支は赤字が続いている(記録的な大雨で浸水被害を受けた千葉県佐倉市、2019年10月)=共同

▼火災保険 住居や企業の事務所、工場などの建物や設備の火災や水災、風災の被害を補償する保険。更新を含めて年間1600万件程度の契約があり、家計や企業は災害にあったときに保険金を受け取り、当面の資金繰りや災害からの復旧費用に充てることができる。

火災保険は自然災害の多発に伴い、保険金の支払いが急増している。日本損害保険協会の調べでは、2018年度の災害による保険金支払額は過去最高の1兆5695億円にのぼった。19年度も1兆円規模の見通しだ。18年度の台風21号、19年度の台風19号などの大規模災害で、損保大手の火災保険の収支は赤字が続いている。

損保大手は19年10月に火災保険料を平均で6~7%引き上げた。さらに21年1月にも再値上げする。ただ保険料の引き上げが保険金支払いの増加に追いつかず、火災保険の収支は厳しい状況が続く可能性が高い。収支を改善させるため、水害の地域別保険料導入や保険料が割り引かれる長期契約の見直しなどの論点が浮上している。

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