春秋

2019/12/27付
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大掃除で積ん読の本を整理しようと手に取ると、まえがきの一節が目に留まった。こんなふうである。私が長生きし、この書の重版を見るとは「命なりけり小夜(さや)の中山」の感がある――。調べると西行の歌の下の句だった。69歳、京の都から東北への旅路での作らしい。

▼小夜の中山は静岡県掛川市の峠道。平家に焼かれた東大寺の再建のため、1186年、奥州の平泉へ砂金を求め、赴いたようだ。上の句は「年たけてまた越ゆべ…

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