伊集院静「ミチクサ先生」(105)

伊集院静「ミチクサ先生」
2019/12/27付
情報元
日本経済新聞 朝刊
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「月並みじゃ」

金之助の俳句を読んで子規は笑ったが、手紙の文章のそこかしこから伝わって来る友の心情には胸が熱くなった。

"ちいさい思いなら母上のため、大きい思いなら国家のために"養生に専一しろとある。

母の八重、国家の日本も子規にとって大切なものである。

子規は半紙にto live is the sole end of man!を写して壁に貼った。

――そいじゃの"生きることこそあしらの唯一の目的"ぞ…

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