北海道の日本画(10) 羽生輝「北の浜辺」
北海道立三岸好太郎美術館副館長 土岐美由紀

美の十選
2019/12/11付
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日本経済新聞 朝刊
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氷のような乾いた雪が張りつく海岸線。空と海が闇を抱えこむ頃、板張りの小屋に灯(あか)りがともる。

1941年、東京生まれの羽生輝は7歳で北海道の釧路へ。地元の大学で絵を学び、伯父の彫刻家舟越保武にデッサンを見てもらうなどして、日本画家に。一貫して北の海辺を描き続けている。

釧路の年平均気温は10度以下。室内は暖房で乾燥し、膠(にかわ)の扱いに難儀するという。だが、その厳しい風土の相貌こそを追い求…

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